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水分とエイジングとくせ毛の関係

水分とくせ毛

髪の毛の形状は主に水素結合とシスチン結合によって決まります。

水素結合は濡れると切れるため、ウェット時にはその影響はなくなります。

つまり、乾いた状態だと強く、ウェット状態で弱くなるクセは水素結合に

よるものの可能性が高いです。逆に、ウェット状態=水素結合の影響が

なくなった状態で強くなるクセは、シスチン結合によるものだと考えられます。

つまりドライの状態とウェットの状態で髪の形状は変化するのです。

 

エイジングによる毛髪の強度低下がクセになる?!

男性は20代後半から、女性は30代後半から徐々に髪が細くなり始め、

ハリやコシが低下していきます。つまり、よりクセが出やすくなってくるということです。

同時に、毛髪の主成分であるケラチンタンパク質を作るシスチン量の低下で毛髪強度が低下

すると同時に、毛髪の内部成分が流出しやすくなります。毛髪内部がスカスカになったり

内部成分が偏ったりすると、クセが出やすくなったり、元々のクセが強くなったりするのです。

またエイジングによるクセは不均一なので、どこにどんなクセが発生するかが読みにくいです。

 

まとめ

僕たち美容師はこういった髪の毛達とも上手に付き合っていく必要があります。

その人にあったライフスタイルや髪質による提案で、日々の生活がよりよい

ものになればと思っています。カットでなんとかできる場合もあれば、

パーマやストレートに頼る部分も出てきたり、解決方法は様々です。

そんな中でより負担をかけずに綺麗にさせて頂きますので、是非ご相談ください。