パーマが髪の中にある間充物質に作用して、結合に変化を起こす。というのは、
お分りいただけていると思います。これでウェーブを出すことはできるのですが、
盲点はキューティクル。どれだけ中身が変わっても、キューティクルも曲線を描いて
変化する訳ではないんです。では、髪がカールしている部分のキューティクルの状態、
どうなっているんでしょうか?キューティクルが鱗のように重なっているのは
ご存知ですよね?パーマで髪にウェーブをつけると、これに沿ってカールの外側は
浮き上がり、内側は圧迫されて、押しつぶされたような状態になるのです。
でも髪は伸びていきます。この成長に合わせて、キューティクルもまっすぐになろうとします。
特にシャンプーで髪の毛が濡れると水素結合が切れて、内側の間充物質の力より、
外側のキューティクルの方が力は勝ってしまいます。
これを毎日繰り返すので、だんだんとパーマは伸びていってしまうのですね。
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