· 

髪って水で濡れるだけでも傷むの?

弱酸性で安定する性質である髪の毛は、弱アルカリ性である水に触れると、PHが変化して

タンパク質とタンパク質の間に隙間を生んでしまうのです。

この隙間に水が入り髪を膨らませて、キューティクルが開いてしまうなど、髪を不安定な状態にして

しまいます。では、このPHとは何か?一言で言うと、アルカリ性・酸性といった水溶性の性質を図る

ものさしなのです。PHは0〜14までの値があり、真ん中のPH7が中性、レモンはPH2〜3で酸性、

石鹸水はPH9〜10でアルカリ性になります。日本の水道水の平均値がPH7、8で弱アルカリ性。

髪はアルカリ性に傾くとキューティクルが開くという性質があります。

パーマやカラーはこの性質を利用して、髪をアルカリ性にすることで変化を起こしています。

水で濡れたりシャンプーをした後は、髪に優しくしてあげてくださいね。