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パーマとカラーの関係Part2

前回のおさらいからすると、パーマをするとせっかくのカラーも落ちてしまうということでしたね。

それでは防ぐ方法はあるの?という疑問が聞こえてきそうですが、残念ながら100%防ぐことは

困難です。しかし、パーマでの褪色を抑えることはできます。

大切なのは薬剤の選び方とパーマの施術方法です。これは美容師の腕が問われるところですね。

1剤について、還元剤は還元力が弱くアルカリ剤が少ないものが褪色は少ない傾向です。

2剤は臭素酸系より過酸化水素系の方がおすすめです。なんのことかさっぱりですが、

これは薬剤の種類の話ですね。

 

次に重要なのが施術です。

①できるだけ早くロッドを巻くこと

②1財放置は短めに。髪を長い時間薬剤につけておかないこと。

③1剤は髪に浸透する分だけ塗布する。流れ落ちない程度の量で。

④2剤はムラなくつけること。

 

つながりを切られて小さくなった染料や、鮮やかな色味を出す直接染料が、できるだけ

流れ出ないような工夫が褪色させない決め手です。

そして、髪に残っている染料を、もう一度しっかりつないで発色させることで、綺麗な色を保ちます。

美容師の技術次第ではパーマとカラーの良い関係が作れるのです。