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パーマとカラーの関係

基本的にはパーマとカラーは一緒にしない方が良いです。

何よりも髪への負担が大きくなってしまうのが理由ですが、もっと大切な理由があります。

それは、パーマ剤がカラーの染料同士のつながりを壊してしまい、せっかくのカラーが

流れやすくなってしまうからなんです。カラーは髪の中で染料同士が酸化して分子が大きくなることで

発色しています。ところがパーマの1剤は、全く別の機能を持っているのです。

髪の内部で発色した染料同士のつながりをパーマ剤が切ってしまい、還元してしまうのです。

 

もう一つ、パーマのアルカリ剤が影響してキューティクルが開くため、小さくなった染料の

出て行くスピードがアップして、褪色が進んでしまうのです。ヘアカラーの褪色の原因は

たくさんありますが、サロンワークにおいてはパーマの影響がとても大きいのです。

パーマもカラーもスタイルを作る上で必要な要素ですよね。

しかし、しっかり考えて行わないとお互いに悪い影響を与えあってしまうのです。

パーマとカラーはなるべく別で行えるのが良いですね。