たまに髪の毛はドライヤーしないほうが熱で傷んだりしないですよね?というようなお声をいただきます。
確かに熱で髪の毛に負担をかけることは事実あります。
しかし、それ以上に濡れたままだといけないことがあるのです。
濡れた髪は水素結合が切れてしまっているので、乾いている時よりも弱い状態です。
そのまま寝ると、枕で髪が擦れ合ってかえって痛みやすくなるのです。
また、ブローしないとクセがつきやすく、朝のスタイリングで負担をかけがち。
一方でドライヤーの熱が髪を痛める原因になりやすいのも確かです。
しかし、上手に付き合うことで髪の味方になってくれるのです。
ベストな方法はタオルドライからスタートすることです。
こすり合わせず、揉むように水分をとります。次にドライヤーです。
毛先よりも、地肌から乾かすようにしましょう。
大切なのは、同じ部分に温風を当てすぎないこと。
髪の場合、110℃以上で髪の内側の水分が蒸発し始めて、180℃で一気に蒸気に。
同じところに集中して長時間当てると、髪の中で水分が蒸気になり、乾いた
お餅のように膨れ上がってしまいます。髪から少し離れたところから、
満遍なく短時間で仕上げる。温風と冷風をうまく使い分けることがドライヤーのポイントです。
以上から髪が濡れたまま寝ることのリスクはわかっていただけたでしょうか?
ホームケアもしつつドライヤーと上手く付き合っていくことが綺麗な髪の毛を
保つ近道なのではないでしょうか。
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