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カラーやパーマの前にトリートメントするの?

パーマやカラーの前に「トリートメントしますね」って聞いたことありませんか?

やることでどんな効果があるんだろう?って思ったことある人はいるんじゃないでしょうか。

今日はそんな疑問にお答えしたいと思います。

 

傷んでいる髪というのは、キューティクルの内側にある間充物質が髪から流れ出て

しまい、スカスカに穴が空いてしまった状態になっています。こんな穴のある髪を

ポーラスヘアと言います。ポーラスヘアは弾力がなく、この状態の髪に同じように

パーマをしても、根本と毛先でパーマのかかりにムラが出てしまいます。

カラーについても同じことが言えます。そこで、ポーラスヘアの穴の部分に

トリートメントでタンパク質を補い、一時的に穴を塞いであげましょう。

例えば、満員電車だとなかなかホームに降りられないけど、空いている電車からは

スムーズに出て行けますよね?パーマやカラー剤が簡単に出ていかないように、

髪を満員の状態にする必要があるということです。

もちろん、せっかく塞いでも水で流れ出てしまえば意味がないので、

特に傷んでいる毛先を中心に油性のトリートメントで包んであげることもポイントです。

すると、皮膜効果で、キューティクルを保護するクッションの役目も兼ねて、

薬剤に負けない状態へ髪をリセットしてあげることができます。

少し専門的なお話もすると、タンパク質には大小の様々な大きさがあります。

同じく、髪のダメージも様々です。小さな穴に大きなタンパク質を入れようと思っても

入らないし、大きな穴に小さなタンパク質を補っても塞げない。

これを見極めて補給するのもプロの仕事です。

 

美容室でしかできないプロのトリートメントの効果を知ってもらえたでしょうか?

やはりカラーやパーマは綺麗な髪の毛で長く楽しみたいと思います。

そんな中でしっかりと髪の毛のことが分かっているプロに任せるというのも

大事なことなのかと思います。

将来の髪の毛を綺麗に日々を過ごしていきましょう。

ではでは。