毎回、美容院に行く中でヘアスタイルのデザイン性を求めたり、毎日の扱いやすさを意識して
パーマをかけられる方が多いと思います。
しかしパーマをかけることで髪に与えるダメージに不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は髪のダメージに対するパーマとの関係についてお話させて頂きます。
ダメージの状態によってはパーマをかけることにドクターストップをかけることもございますが、
髪の状態を見てパーマ剤の種類を使い分けたり、傷みにくいように処理剤などのケアを変えるのが
プロの美容師の役目です。なので基本的には安心して任していただければ問題はありません。
ですが中にはパーマをかけない方がいい髪の状態の場合もあります。
もちろん無理してパーマをかけることは不可能ではありません。
ですが、そうすることですぐにパーマがとれてしまったり、傷みがひどくなったりすることが
あり得ます。僕たち美容師は、皆さんがお家に帰った後で残念な思いをして欲しくありませんし、
髪をキレイに保って頂いて、長くパーマを楽しんで頂きたいと考えています。
髪の現在だけをみるのではなく、過去を判断し、未来を考えるのがプロフェッショナルの仕事です。
そこで、そんなプロから見たダメージレベルの見分け方をご紹介いたしますね。
◆髪のダメージレベル
①レベル0(ノンカラー、ノンパーマ)
・トリートメントをしなくてもオイル分を感じるくらいツヤがある。
・毛束を輪っかにしても弾力性があり、すぐに元に戻る。
②レベル1(6〜7レベルのカラーをしている)
・根元から毛先へ均一な光沢感がなくなってきた。
・部分的に油分が少ない。
・毛束を輪っかにするとゆっくり元に戻る。
③レベル2(8〜9レベルのカラーをしている。パーマをかけている)
・中間から毛先にかけて光沢感がない。
・ループを作ると戻りにくい。
・乾燥してパサつく、毛先が絡む。
④レベル3(8〜9レベルのカラーを繰り返している。定期的にパーマをしている。)
・髪の3分の2は光沢感がない。
・毛先が絡む、見た目にダメージを感じるようになる。
ここからパーマ剤の種類を変える必要があります。
⑤レベル4(10レベル以上のカラーとパーマ。10〜12レベル以上のカラーを定期的にする)
・ザラザラ感じるほど硬い質感。
・毛束を輪っかにすると形状を留める。
・髪がバシバシする、指が通りにくい、切れ毛が起きる、クリームをつけても乾燥する。
パーマがかかりにくい
⑥レベル5(12レベル以上のペールイエロー。パーマ&カラーを定期的にする。)
・人形の毛のように硬い。
・オイル分がなく全体的に透明感がある。
・濡れるとベタつきがあり、引っ張ると伸びる。
・切れ毛が起き、水に濡れると溶けるような感覚になる。
・乾かすと乾きすぎたかのような質感になる。
思った通りのカラーやパーマができなくなる。
◆まとめ
皆さんいかがでしたでしょうか?髪の状態とパーマの関係についてお話させて頂きましたが、
なかなかわからないことも多々あると思います。
そんな時には今日の事を参考にして頂き、自分の髪の状態を知ることから始めてみてはいかが
でしょうか?きっとこの先役に立ちますし、カラーやパーマをしたい時の参考にしていただければ
嬉しいです。
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